iOSデバイス向けにつくる業務システム(7)

iOS で動作する カスタムApp を作ってみよう

本コンテンツでは、顧客情報・購入履歴という2種類のエクセルファイルをもとに、顧客管理・販売履歴を一覧するデータベース・ファイル(カスタムApp)を作る過程をご案内します。

※ カスタム Appの完成形

全10ページ構成 / [ 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 ]

6. タブに見積書・署名・購入履歴を追加する

タブを見積書に切り替えます。画面左側のフィールドから見積書、署名をそれぞれ見積書タブに追加します。
このとき、見積書はラベル位置をプレースホルダテキストを選択して画面左側に縦長に配置されるように四隅の□を掴んで調整します。
署名はラベル位置は上を選択して、画面右側(右下)に配置します。

最後のタブに購入履歴を追加します。
まず、上のメニュー「ファイル – レコードのインポート – ファイル」を選択します。

購入履歴は、最初に変換した顧客情報のエクセルファイルと同じ場所にあるもうひとつのエクセルファイルです。購入履歴ファイルからデータをFileMakerに取り込みます。

インポート順の指定ダイアログが表示されます。 右上のターゲットにあるドロップダウンから「新規テーブル(購入履歴)」を選択します

インポート(取り込み)するエクセルの1行目は項目名となっています。
そこで、左上の「データ」と書かれたドロップダウンから「フィールド名として使用」を選択します

最初に変換(インポート)した顧客情報の「会員番号」フィールドの内容は顧客に与えられた固有の番号です。続いて、今インポートした購入履歴の「会員番号」フィールドの内容は顧客情報の会員番号に紐づいて登録されています。

そこで、顧客情報と購入履歴の「会員番号」で紐付けをします。FileMakerではリレーションの設定でこの紐付けを行います。

画面上のレイアウトツールの歯車アイコンから「データベース」を選択します。

データベースの管理ダイアログが開きます。まず上のタブを「フィールド」から「リレーションシップ」に切り替えます。
続いて、「顧客情報」の枠にある「会員番号」から「購入履歴」の枠にある「会員番号」に向けてドラッグ&ドロップします。

画面上の「レイアウト」(フィールドパネルの上)のドロップダウンが「購入履歴」となっているので、「顧客情報」を選びます。
先ほどまで編集していたポータル、タブ等が配置されたレイアウトに戻ります。

タブを購入履歴に切り替えます。
画面上のレイアウトツールからポータルツールを選択します(左から6つめ)。購入履歴の左上から右下に向けてドラッグ&ドロップで範囲指定します。

ポータルの範囲指定が終わると、ポータル設定ダイアログが表示されます。
レコードを表示ドロップダウンは「購入履歴」を選択します。

ポータル設定ダイアログのOKボタンをクリックすると「ポータルにフィールドを追加」ダイアログが表示されます。
画面左の使用できるフィールドから、会員番号・来店日・PLACE・製品名・価格をダブルクリックして、含まれているフィールドに追加します。

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